台所育児やモンテッソーリで有名な、ラーニングタワーはご存知でしょうか?
こんな方におすすめ
- 子供にお手伝いをさせてみたい
- ラーニングタワーの必要性について知りたい
- 危険じゃないの?踏み台との違いは?
- どんな事ができるの?
ラーニングタワーというのは、子供が高い位置に立てるために作られた柵つきの家具です。
モンテッソーリ教育や台所育児でラーニングタワーはよく登場しますが、子供の教育面やそれ以外のメリットもたくさんあります。
実際に我が家で使っていますが、本当に最高なアイテムだったので、今回はラーニングタワーのメリットやデメリット、購入時の注意点もあわせてご紹介します。
目次
モンテッソーリ教育について簡単に解説
モンテッソーリ教育とは、マリア・モンテッソーリ博士が作った教育法で、子供たちの自主的な活動、実践的な学習、協力的な遊びを基本としています。
自立を促し、身体面や社会面、情緒面や認知面での発達を目指しているので、とにかく子供の自発的な活動を促す事をメインに捉えたシステムですね。
ラーニングタワーを使ったモンテッソーリの教育法について日本では「台所育児」とも言うらしく、
どちらも子供が小さい時から一緒にキッチンに立つことで、心身の成長を育むことができると言われています。
台所育児については、1990年に料理研究家の坂本廣子さんが出版した「台所育児ー一歳から包丁を」という本にて詳しい内容が書かれています。
ラーニングタワーって何?
最初に記載した通り、ラーニングタワーというのは、子供が高い位置に立てるために作られた柵つきの家具です。
背の小さな子供もキッチンカウンターやシンクに安全に手が届くようなる便利な家具なのですが、
「踏み台」や「ステップ」とは少し異なります。
料理の支度や食器洗いなど今まで見たことのない景色を観察することができるようになると、子供の興味がさらに引き出されて、親と一緒に活動できるようになります。
そして子供が安全に作業ができるようにするために、モンテッソーリのラーニングタワーが大きく活躍するわけです。
赤ちゃんや子供が安全にその場にいられるので、一緒に活動できるだけでなくママやパパのしたい家事も、ある程度落ち着いて片付けることが可能になります。
踏み台やステップとの違い
いわゆる踏み台やステップは、ラーニングタワーと同じく高いところに立つことができるアイテムですが、柵がついていないので赤ちゃんや子供が簡単に落ちてしまう可能性があります。
一方ラーニングタワーは子供が使うことを想定して作られているので、四方に柵が付いているため落ちる心配がなくて安全です。
タワー自体もある程度重量があって、4本の足で安定感があるので子供が前や後ろに寄りかかっても倒れません。
また製品によってはラーニングタワーとしての用途だけでなく、椅子とテーブルに変身できる2wayタイプやデザインがおしゃれなものなどいろいろ種類もあります。
何歳から始められる?
自分の足で立てるようになる1歳ごろから始められますが、一番良いのは「子供が大人が料理している事に興味を持ち始めた時」がちょうど良いタイミングだと思います。
注意ポイント
一緒に作業するときは必ず大人が近くで見守ってあげるようにしましょう。
デメリットはある?
ラーニングタワーはまだ日本ではあまり馴染みがないため、販売しているお店があまり多くないことや、海外からの輸入も多いため製品価格が1万~3万円とやや高い傾向にあります。
しかし一般的な踏み台と比べて、子供が使うことを前提に作られているため安全面や機能がしっかりしているので安心ですね。
我が家で実際に使用しているものは1万円くらいで購入できたので、後ほどご紹介します!
ラーニングタワーで得られる3つのメリット
子供の自主性を育む
ラーニングタワーを使って一緒に料理をすることで、子ども自身の「自分でやりたい」という気持ちをさらに引き出してくれます。
簡単な作業を子供にも手伝ってもらうことで、これ混ぜたい、これやりたいという興味がどんどん湧いてきて、
時にはいたずらをしながらも楽しく本物の食材に触れることで、子供用の動画を見たりおもちゃでおままごとをするのとはまた違った経験をすることが可能です。
そしてラーニングタワーのほとんどは、子どもが自分で登ったり降りたりできるように設計されているので、1段もしくは2段程度のステップがついているおかげで娘は自ら進んでラーニングタワーによじ登ってきてくれます。
手先の運動を促す
玉ねぎの皮を剥いたり、トマトのヘタを取ったり、レタスをちぎったりすることで、手先の運動に役立ちます。
気になった食材をそのまま口にしてみたり、見た目や食感、手触りを楽しむことで五感への良い刺激にもなりますね。
娘はボウルから別のボウルに移す作業が好きなようで、ちぎったレタスを移動させて楽しんでいます。
1歳〜2歳からできることの例
- まずは素材を触ってみる
- 野菜の皮を剥く、ヘタをむしる
- レタスなどちぎる
- こねたり混ぜたりする
2歳〜からできることの例
- ゆで卵の殻を剥く
- サラダの盛り付け
- 子供用の調理器具を使って野菜などを切る、皮を剥く
親子で楽しくコミュニケーションが取れる
今までは料理をしているときに子供が駆け寄ってくると、「危ないからあっちで遊んでて!」となりがちですが、ラーニングタワーを使って一緒に料理をしたり見学させてあげることで余計なストレスがかからないし、むしろ自然な親子のコミュニケーションをとることができます。
手順をゆっくり説明してあげたり、見本を見せてあげたり、実際に野菜を触らせてあげると子供はとても喜び進んでお手伝いしてくれます。
キッチンで過ごす時間がただの家事ではなくなり、子供とのつながりを深める絶好の機会に変わってくれたので、私たち家族はより楽しい時間を共有できるようになりました。
しかも柵がついているので、子供が危ない場所に触れないように移動させることももちろん可能です。
小さなお塩の瓶を渡して下ごしらえのボウルに振ってもらったり、サラダの準備を手伝ってもらったり子供と遊ぶような感覚で楽しい時間が過ごせますよ♪
ポイント
ふざけすぎたり、危険なことをし出したらすぐにやめさせて「やってはいけないこと」をしっかり伝えましょう。
我が家が購入したラーニングタワー
参考として我が家が購入したラーニングタワーはこちらの「CUBGO(クグボ)」というブランドのラーニングタワー(色はナチュラル)です。
ラーニングタワーは作りがしっかりしている分、比較的高価な物もあるのですがamazonでめちゃめちゃ良いの見つけて価格も手頃だったので買ってみました!
ドライバー1本でネジで止めるだけだったので私一人で組み立てて大体30分くらいで完成しましたが、若干ネジが固くて小さめのドライバーだと疲れちゃうので、インパクトドライバーがあると楽だと思います。
製品自体は頑丈な作りでとっても満足しています。床を傷つけないフェルト地のようなテープも付属していたので、ラーニングタワーを移動させる時も便利です。
でも実際に置いてみるとやはり大きいので、購入の際はサイズをしっかりイメージしてからの方がいいと思います。我が家は使わない時はキッチン横の別の場所に収納しています。
ちなみに、DIYが得意な方はラーニングタワーを自作している方もいらっしゃるようです!IKEAの家具を使って作るらしく、安全面さえきちんと対策できればリーズナブルに製作できるので良いですね。
ラーニングタワーを購入してからお手伝いもしやすくなり、先日も一緒にオレオチーズケーキを作りました!
娘と一緒にオレオチーズケーキを作ったよ🧁✨
オレオ割ったり、クリーム混ぜたり、トッピングを手伝ってもらいました🙆 pic.twitter.com/xNj1CkICK1
— ミラ@ブログ書いてる人 (@MamaEruka) November 20, 2022
購入時に気をつけるべきこと
とっても便利で役立つラーニングタワーですが、購入する際は下記のポイントを参考に購入することをお勧めします。
高さ調整ができるものにする
子供の成長に合わせて、段差が変えられる製品の方が長い期間で使えるのでおすすめです。
我が家のラーニングタワーは3段階調節ができて、現在身長82cmの娘の場合だとキッチンで使う際は3段階中で真ん中の高さにしています。
また柵自体の高さは、おへそと肋骨の間あたりにきていると子供は活動しやすいと思います。
素材や安全性は大丈夫か。
まず素材は何でできているか、有害なものは含まれていないか確認してから購入することをおすすめします。
あとは、靴下だと滑ってしまう可能性があるので、裸足で使うか滑り止めマットをホームセンターやネットで購入し敷いておくといいと思います。
そして掃除がしやすい事も重要なポイントだと思うので、ぜひみなさんの理想のラーニングタワーを選んでみてください✨
まとめ
今回はモンテッソーリ教育のラーニングタワーについてメリット3選を紹介してみました!
実際子供と一緒に作業することによって普段よりも調理に時間がかかったり、周りが汚れてしまうこともたくさんあるので、ママとパパの余裕がある時だけでも十分大丈夫です。
興味がある方はぜひ試してみて下さいね!
また以下の記事では、インスタ広告で話題の知育絵本”Wondertivity(ワンダティビティ)のレビューについても紹介しているので、お子様のおもちゃ選びやご友人への贈り物など悩まれている方はぜひお読みいただけたら嬉しいです。
【知育絵本】インスタ広告で見かけるWondertivity買ってみた!
Instagramの広告でよく見かけるWondertivit ...
続きを見る
サブスクは便利?ChaChaChaを一年利用している私が詳しく解説
みなさん毎日の子育てお疲 ...
続きを見る
それではまた次回!